母乳育児へのあこがれ
出産前の私はできいれば赤ちゃんを母乳で育ててあげたい。
そんな希望をもって妊娠期を過ごしていました。
そして母乳も赤ちゃんが生まれたら普通に出てくれるものだと思っていました。
でもね、現実は全く違っていたのです。
現実は赤ちゃんが生まれても母乳は出なかった
痛みを耐え乗り越えての出産。
産んだ当日はゆっくり休めるようにと、病院が赤ちゃんを預かってくれたので、次の日から母子同室になり授乳の練習が始まりました。
産後2日目から徐々に胸が張るように。
この日から母子同室になり授乳の練習の始まりです。
胸も張ってきてるし、これで赤ちゃんに吸ってもらったら、だんだん出るようになるんだろうなと思っていたけど、あれっ?
母乳出ない!!
赤ちゃんは飲む気満々で、一生懸命吸ってくれているのに。
毎日助産師さんと一緒に授乳の練習をしたけれども、けっきょく母乳が出ないまま退院日をむかえ、母乳が出ないことに不安を感じながら家に帰ることになりました。
助産院で乳管開通マッサージを受ける
家に帰ってからすぐに母乳外来のある助産院をさがして、退院2日後に診てもらえることになりました。
パパに助産院まで送ってもらい、赤ちゃんと二人で受診してみると、赤ちゃんの飲み方はやっぱりとっても上手とお墨付きをもらいました。
そして私のほうはマッサージをしてもらい、ガチガチだった胸が本当にふわふわになり乳管も開通して、なんだかこれなら母乳育児ができるかもと少し自信をもって家に帰ることができました。
乳管開通はしたけれど...
家に帰ってからも飲ませる練習を毎日するけど、母乳の出が少ないために1~2分くわえると赤ちゃんが泣いてしまう。
もうしょうがないから哺乳瓶でミルクをあげる。
そんなことを毎回授乳の時間にしていて、ほぼミルクをあげる状態でした。
でも毎回はじめは赤ちゃんに吸ってもらって、泣いて嫌がってきたらミルクをあげるように2週間くらい続けていました。
突然ではじめた母乳
夜中に頭痛を感じ目を覚ますと、今までに感じたことがないほどの胸の張り。
葛根湯を飲んで朝まで寝たのですが、朝になっても頭痛が良くなりませんでした。
胸の張りもちょっとヤバそうな嫌な感じがしたので、朝のうちに以前乳管開通マッサージで行った母乳外来を受診することに。
そしたら母乳の作られすぎだったらしく、絞ってもらい頭痛と胸の張りがラクになりました。
この日から突然母乳が赤ちゃんが飲みたい分だけ作られるようになり、完全母乳育児がはじまったのです。
今度は母乳出すぎる問題も
生後3週間でなんとか母乳がでるようになり、完全母乳が出来そうと喜んだのもつかの間。
今度は母乳が作られすぎて胸が張りまくり。
色々調べて和食中心のバランスのよい食事を心がけてみたり、頻回授乳でできるだけ赤ちゃんに飲んでもらったり、気を付けるようにしていました。
そうこうしていると生後3か月頃になり飲む量と作る量のバランスがとれはじめ、ようやく安定して母乳育児が軌道に乗ったのでした。
ここまできて思ったことは、完全母乳ができるようになるためには、
・赤ちゃんの吸う力があるかどうか
・母乳がでるまで諦めずに赤ちゃんに吸ってもらって刺激を与えつずけること
・3か月くらいは出来るようになるまで時間がかかるという気持ちで焦らないこと
これが大事なことだと思いました。